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TAKT In Japan installation

TAKT In Japan installation

「Re Design Re Thinking」

デンマーク・コペンハーゲン発の家具ブランド「TAKT」は、2017年の創設以来、持続可能な生産背景と誠実な美しさを備えたデザイン哲学で、北欧デザインの新たな潮流を築いてきました。今回、TAKTの東京初上陸となるインスタレーションにて、Ahare Space Projectは空間全体の香りの設計を手がけました。

インスタレーションでは、TAKTのプロダクトが持つミニマルで温かみのある造形美、そして高度に配慮された循環型の製造背景を香りによって可視化するような空間体験を構築。
私たちはこの思想を香りという見えない建築に置き換え、プロダクトの奥行きや質感を引き立てるための“フレグラントモビール”も特別に制作しました。

香りの設計においては、家具の素材に寄り添いながらも、それを取り巻く空気に詩的な深度を与えることを意図しました。根と苔の静謐なアコードが、ミスティで奥行きのある空気感をもたらし、空間に溶け込むプロダクトに対する触覚的なインスピレーションへと繋がります。また、アクセントとして加えたジャパニーズペッパーの繊細で爽やかな清涼感が、北欧の理性と日本の感性のあいだを結ぶ、調和のとれた空間を演出しています。

この香りは、視覚や触覚を超えたカタチで、TAKTのプロダクトが持つ思想や質感を浮かび上がらせるための、見えないレイヤーとして存在しています。香りと共に漂う空気の中に、サステナブルで美しい未来の暮らしの在り方が、そっと立ち上がってくるような体験を目指しました。